2011年 07月 06日
第13回北丹沢12時間山岳耐久レース
前回2008年に参加したレースに、どの位成長してるかを感じるために参加してきた。標高差1,143m、全行程44,24km、12時間制限の激登り&激下り満載の山岳耐久レース。有名なハセツネと並び日本のビッグ3レースの一つで、耐久レースという名の通り、水、食料など自分で必要なモノはすべてパックに入れて、12時間時間内に神奈川県の北丹沢山域の3つの峠を越え44,24kmを走り抜く。しかも、この時期ならではの激暑&蒸し蒸しコンディションでのレースとなるので、定員がすぐに埋まってしまうこの世の中で、いつまで経ってもなかなか埋まらないクリック戦争とは無縁のある意味とても平和なドMなトレイルランニングレース(笑)
メーカーの展示会や商談があったので、数日早めに関東入りして仕事を済ませ、レース会場のキャンプ場に一足お先に到着。お店で取り扱っているSea To Summit / Specialist DUOが実際に張りたかったので、今回はこちらで妻と共に2人で就寝。600g台の超軽量さで、このスペースの広さは素晴らしい!おまけにドアも2つで、左右どちらにも前室が付いているとは驚き!
会場は様々な協賛メーカーブースがあるおかげで華やかな雰囲気。おなじみNEWハレコージーさまもキメのポーズ!!!今回のレースはGoliteの輸入代理店であるソーズカンパニーさんにお世話になり参加できた。ホンマにありがとうございました!
Sky High大プッシュのinov8今年から代理店となったエアモンテさんブースでもバッチリとタロンシリーズ、新作ベアグリップ、F-liteなどを並べていた。
今回はかなりのミニマル装備で出走したので、デジカメやケータイも一切持って行かずスタートからゴールまで一切写真なし。すんません!三年前の夏出走時は、最高気温38度位まで上がり、熱中症の人続出で完走率も47%というハンパなく過酷なコンディションであったので、今回も覚悟してはいたが、何気に、気温は30度前半で湿度もメチャクチャ高い訳ではなく、思ったより暑さはマシであった。
結果的にはスタート1781名 / ゴール1413名 / 完走率79.3%
自分のタイムや順位は写真の通りで、なんとか初50位以内!なぜかチームスポルティバ(笑)にしては、激遅くてすんませんー。
装備的には、SALOMON / SLABキリアンPACKと最後まで迷ったが、途中に三カ所ほど給水エイドステーションがあるので、日頃のトレーニングの成果を知るためにも人体実験をするためにNATHAN / SWIFTを使用。もちろん、付属の235mlのボトルだけでは死んでしまうので、左右にMONTANE / SLIPSTREAM JKTの収納袋を揺れないよう完全固定し、HYDRAPAC / SOFTFLASKをジェル(メイタン4個&ベスパHyper3個ミックス)と水それぞれ入れれるように追加した。
そして、会場ブースでGetした愛用スパイベルトのラージヴァージョンが何気に出ていたので衝動買い(笑)コレも万が一のために水を入れる8ozフラスクを予備で持ち歩くためや、途中、エアーフロースリーブレスを入れるために(笑)
今回のレースは激登り&激下りの繰り返しが多いコースだったので、補給のし易さや軽量化を考えてフラスクメインに装備を整えてみたが、結果はバッチリであった。登りはきちんと水を満タンにエイドで補給して持っておいても、ウエストに荷物が沢山あっても揺れを気にせず上がれるし、下りが近づいたら、ダウンヒルランニングではほぼ水は飲まないので、下りのヒップバックの揺れを最小限に抑えるために登りのトップ付近で一気に水を飲み干すという作戦。また、この大きいフラスクが優れモンでジェルだけを入れるものと思っては大間違い。水を250mlほど入れれるし、少し飲んだら手に持って走っても非常に持ち易いし、何より、飲み干すと他ボトルと違って、もの凄く小さくなってしまうのが良い。レースはもちろん、普段のロードやトレイル練習にもホンマにオススメ!
足下は Inov8 / Baregrip 200 + Superfeet / black でこれまたバッチリ!ソールはグニャグニャに曲がる位非常に柔らかいが、スーパーフィートブラックを入れると足先の足裏感覚はありながら、アーチ部分はしっかり保護してくれ、ちょうど良くなり、超調子良し!普段、NBミニマスなんかで走っている人であれば、全く問題無く履きこなすことができるはず。ミニマスに強力なゴムスパイクが装着されたシューズだと思ったらいいかな。今回の泥ぬかるみセクションが多く出てくるようなコースにはグリップ力バツグンで最高なウェポンとなった。
もちろん、ソックスはこれまた愛用の Injinji / Outdoor merinowool / mini crew。長時間であると、Midweightと迷うが、最近は終わった後に足が臭くならないようにメリノウール仕様を愛用(笑)
嫁さんは、数日前から続く夏バテの影響か、第一関門で熱中症にかかったようで惜しくもリタイア。倒れたが、Super点滴で見事に復活して元気にまた関西に帰れた。
一緒に行った Kippi & Lilly も初キタタンの洗礼を受けながらも見事に完走!来年もぜひ出たい!と言ってたような・・・
最後の姫次からの8キロほどのダウンヒルランニングは、スパイベルトラージサイズにエアーフロースリーブレスをブチ込み、一気に裸族ランでミッションコンプリート!足はだいぶ残しておいたので、これでもかってほどカッ飛ばしてゴール!さすがに、その後も寂しいが裸族は一人もいなかった・・・(笑)
自分も以前よりはだいぶパワーアップしたとは思うが、上を見るとホンマにまだまだ。装備の部分や水や食料の補給タイミングなどは日頃の走り込みで自分自身の身体が分かって来たが、楽しいトレイルランニングを追求すると、まだまだ走力やスタミナという部分ではとてつもない修行が必要だ。今回はラップを見て分かるように、特に姫次の登りでスピードがガタ落ち。自分自身、登りで痙攣しそうになったり、急坂でのスピードハイクが身体がヨレていて、思うようにスピードが出せなかった。それにしても、平地のスピードをアップしなくてはいけないし、やる事たくさんありまくりです(笑)
そうそう、水の他に塩熱サプリが非常に役に立った!定期的にエイドステーションで噛んで飲んではいたが、姫次の登りで痙攣しそうになり出した頃に飲んだら、見事に回復!これはホンマに驚き。この暑い時期はSky Highで扱ってますんで、マジでオススメです(笑)スポーツドリンクを凝縮したようなタブレットなんで、水に溶かす必要もないし、水を飲みながら噛んで食べればOK!
北丹沢12時間山岳耐久レース実行委員会の方々、エイドのボランティアの方々など、あったかい大会運営ありがとうございました!ホンマに楽しめました。参加のみなさんもお疲れさまでした!!