2011年 10月 13日
仙人温泉-下ノ廊下 Day.1 2011/10/04-05

今回のトリップは、この時期限定にしか入山できない北アルプスの下ノ廊下、次の週には今シーズン最終営業という、日本で1-2位を争う遠さの歩いてしかいけない仙人温泉へ行ってきた。
月曜日の夜に仕事を終えて、車を走らせ長野県の扇沢へ。トローリーバスの始発7:30まで駐車場で仮眠をしてからバスで黒部湖へ。黒部ダム脇から一旦、黒部川まで激下りでウォーミングアップで降りて行く。当然、まだ朝だし、日陰の木々の中は寒いので、身体が温まるまでダウンを着ながら走る。


黒部川に降り立つと、もの凄い勢いでダムから水が放出されている。今回のメンバーは、自分と妻、Beyond氏


そして、GI中村ムー。30分ほど黒部川沿いのトレイルを北に上がっていく。太陽も出て来て、身体もどんどん温まって心地良くなっていく。

帰りはここにまた戻ってくることになるが、内蔵助谷出合に到着。ここから、今度は丸山東壁の横を通って内蔵助平を目指す。メチャクチャ水がきれい!

至る所で、きれいな沢水が補給できて、水には全く苦労することはない。

嫁さんは、入荷したてのInov8のウィメンズ用シューズRoclite268の初ロングテスト。かなり、調子良かったらしい。


紅葉はまだ少しずつはじまったばかりだが、青空のドピーカンの中、最高のULスピード・ハイキング。



すでに雪をまとった剣岳、白馬連峰などが渓谷から見れて最高の景色を堪能。

前日は雪が降ったようで、日陰にはまだ雪が残っている。




ハシゴ谷乗越からの下りは、なかなかの楽しいアドベンチャラスなセクションが満載!

途中の沢水が冷たくてメチャクチャ美味しかったー。

剣沢の南股でしばしオニギリ休憩。


スピード・ハイキングと言いつつ、気持ち良い箇所はついつい走ってしまう(笑)

増水したら、きっと、かなり上まで水が来るに違いない。



剣沢の二股からの急登が続く仙人新道を登ると、最高の絶景ポイント!遠くに白馬連峰、そして、剣の三ノ窓雪渓がドカーンと見えた。

まだまだ登ります(笑)

ほとんど、タイムトライアル状態で仙人峠到着!

白馬連峰を望みながら仙人池ヒュッテを目指す。

途中、雪あり。


仙人池ヒュッテ横の仙人池に映る剣岳がカッコ良過ぎる。もう少ししたら、紅葉時がきっと最高なんであろう。

仙人池ヒュッテからは仙人谷をいよいよ下って行くのみだが、なかなか険しいセクション。

仙人池ヒュッテの水源である沢水も超美味しい!






以前に来た時は、まだまだ雪渓でトレイルが埋まっていたのだが、さすがにこの時期は雪は残っていない。

まだか、まだかと待っていると、ついに、温泉の湯煙発見!キター!!!急げー。

みんなの足取りが軽くなり、ランニングでラストスパート(笑)


ついに、仙人温泉小屋到着!

ホンマに山のド真ん中の超ハードな行程を歩いてしか来れない一軒宿の温泉小屋。

四人なので、有り難い事に離れの部屋を貸し切りで寝れることになった。やっぱり、平日休みに限りますな。


部屋に荷物を置いて、早速、お目当ての温泉へGO!しかも、温泉にたっぷり入りたかったので、みんなスピードハイクで進んできた。朝7時30分に扇沢を出発して、仙人温泉到着は15時過ぎのかなりのスピードで到着した。夕ご飯前まで、死ぬほど大好きな温泉時間あり(笑)
沢水でキンキンに冷やされた激ウマなビールも350ミリ缶が500円で売っているので、こんな極楽な露天風呂でビール攻撃ができる。


女性専用風呂もあり!湯船からは白馬連峰の絶景もビールを飲みながら見ることが可能。


軽量化が必要で、こんな身体が洗える山&温泉トリップには、Finetrack/Nano Handkerchiefがバッチリ使える。石けんなくても、身体がきれいに洗えるし、業界トップクラスの軽量さ。かなりオススメっす!


もちろん、男子風呂からも白馬連峰の絶景が望めるし、この日は夕日に照らされる白馬が見れた。

モザイクありなのでご安心を!(笑)
あまりの極楽さにBeyond氏も風呂で天国逝ってます(笑)もちろん、源泉掛け流しで、泉温はかなり高いので、冷たい沢水で薄めながら、いくらでも適温で露天風呂に入っていられる。

結局、夕ご飯の18時ギリギリまで、みんな温泉三昧。そうそう、ここは高天ヶ原温泉と同じく、キャンプできる場はないので、ゆっくりこの快適な宿で泊まって、最高な温泉を堪能しましょう!


こんな、山奥でこんなご飯が食べれるのはホンマに最高!採りたてのアザミの天ぷらなど、温泉でお腹空かしたので、余計に美味しく感じた。

そして、小屋の主人によるギターリサイタルで夜は更けていく・・・