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2011/10/22-23 HASETSUNE pt.2

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ハセツネ終了後、数日経過したが終わってみると何かモヤモヤとした何かがひっかかっている。レース中はあれだけ身体がシンドかったが、数日経ち身体の筋肉痛はほぼ無く、今は普通の生活へ戻っている。一体、あの気持ち悪さは何だったのだろう?レース終了後、参加したお客さんから話を聞いたり、参加者のブログなんかを読んでいたりすると、どうやら、この日は自分と同じようにジェルや固形物が食べれなくなり、水も途中で切れたりと脱水症状になった人が多かったよう。結局、自分もよく考えると、今年参加した他のレースと同じ状態でスタート。走る前に水を1.0リットルほど、おにぎり2個、ジェル2個、ベスパプロ1個を身体に入れた。レースを出発して2時間ほどはほぼ身体に何も入れなくては動けていたが、この日の湿度の高さではこれがいけなかったのかと思う。定期的に水を体内に入れるべきだったのであろう。

今回は42キロ先ほどのエイドで水を1.5リットル補給できるのであるが、実はその手前4−5キロ前ですでに水は切れていた。もし、その前に、もっと定期的に体内に水を入れていたとしたら、持って行った水はハイドレーション1.5リットル+Hydrapac/SoftFlask/8oz.×2のみだったので、完全にもっと早くに水不足となっていたであろう。おそらく今回の吐き気や気持ち悪さは脱水症状であったのかなと・・・



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一応、前記のブログにて書いた通り、最後の約10キロは自分にとっても自然と一体化できた走りが経験できたのだが、終わって数日経った今でも、気持ち的に実に悔しくてしょうがない。

実はこのレース今年出走するまで、「ハセツネ」は自分の中では、何かお祭り的ないまいちミーハーなイメージがしていて興味の対象になかった。レース当日も、慌ただしく当日の朝に関西を出発して、会場にギリギリ到着して準備を済ませ、渋滞を避けるように、非常に甘い考えで10時間ゴール切り予定の一番後ろ辺りのスタートラインに並んだ。しかし、ここで周りを見渡すと皆の格好や装備がハンパない。自分は天気予報の雨の予報にビビって保険をかけて、パックにはArc'teryx/Squarmish JKT,Montane/Spectre Smock,Sky High/Minimalist Pants,Finetrack/Floodrush Activeskinなどの雨&防寒対策用ウェア、そして、何故かポイズンリムーバー、擦り傷用の救急キットなどを入れているおかげで、パックは10リットルを越えていた。そして、周りの方々はほぼどう考えてもハイドレーション位しか入ってないでしょ!?ってな位の5リットルほどのパック。格好もこれから雨が降るという予報だったに関わらず、ショーツかハーフタイツにTシャツかノースリーブ、持っててソフトシェルジャケットって感じ。

そう、このハセツネは終わってみれば、いかに10時間を切ることが難しく、切ることによって初めて2,200人ほどの出走者の中で50位以内にやっと入れる実はもの凄く難しくハードなことが分かった。それ故に、この10時間切りにスタートラインに立っている人達の意気込みはハンパなかった。それは皆の出ているオーラで感じ取れた。だからこそ、体力が無いからという無謀の軽量化ではなく、その今までの走り込んだ経験と自信による軽量化であり、怪我やアクシデントがおきても、自分で何とか這っててでも帰る、何かがあった時の保険なんて入れているようでは10時間なんて切れる訳はない!出直してこい!と言われていたように、今になってそういう風にどこからか聞こえるのである。

ものスゴい人数の参加者でお祭り的なイベントとしてのイメージが多々あったが、トンでもない。これだけ、真剣にこのレースにかけている選手が多く参加しているガチレースは他にはないであろう。今回、このスタートラインに立った時、ホンマに周りの選手達からハンパなく強いオーラを感じ取った。もちろん、その前の前のトップ10クラスを狙っているアスリート達はもっと自分には想像できない緊迫とした気持ちでスタートラインに立っていたに違いない。今回、ここでまずスタートラインに立った時点で、自分はもう負けていたのだ。昔はこんなストイックな気持ちにはなれなかったが、今回、このハセツネに参加して一番良かったと思う事は、こんな気迫に満ち、気合い入った選手達のオーラを感じ取れた事が一番の収穫であり良い経験だった。

来年はどうやらこのハセツネも20周年記念大会らしい。きっと、今年以上に盛り上がり、エントリーも困難になるであろうが、来年、外れれば再来年と、この10時間切り以上を狙った選手達に失礼のないように、自分ももっともっと強くなって、同じ気迫やオーラを身につけ再トライしたい。そして、そこで初めて自分なりの自然との一体感を感じ取りたい。身体のこと、装備のこと、水・補給食のこと、夜のライトのこと、色々と勉強になったので次回に生かしたい。

Thanks,HASETSUNE!!!

今回2位の奥宮俊祐氏、1位の相馬 剛氏二人のトップ選手の気持ちがブログやレポートで綴られているが、どんな気持ちでこの歴史あるレースを走っていたかを考えるだけでゾクゾクするし、気力、体力、装備、気象条件などホンマにハードで難しいレースなんだと思う。この同じ時間を共有できただけでも良かったし、さらに大いなるモチベーションが沸いて来た!Respect!!!


おまけ

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最近、発売になった、別冊山と渓谷「関西ハイキング」。トレイルランナーにぜひオススメしたい関西の山の紹介。自分もよく行くオススメの関西ロングトレイル特集がオススメ!Check it!

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記事には、「マラソン大嫌い」と書いているが、昔の学生時代体育会・部活時代の事であって、トレイルランニングに出会い、やらされるランニングから、自分が楽しいから走るランニングと気持ちも変わり、どうしたら疲労せず自然に距離が伸びるフォームで走れるかという良いランニング・フォーム、ベアフットシューズやミニマルシューズのおかげで、マラソンが今では「大好き!と変わった(笑)自分の話しも1ページほど載ってるんで、お暇な人は読んでみてくださいな。
by skyhighmw | 2011-10-28 01:09

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