2012年 02月 24日
2012/02/14-17 South West 四国 Trip Day.4 八丁山、五在所ノ峯
四国トリップ最終日は、ここ土佐入野駅から出発の黒潮町の八丁山!土佐くろしお鉄道のローカル線の駅がいい味出している。
駅から山に向かって舗装路をジョグして進んでいくと、いよいよ登山口が現れる。反対側の村の橘川に行く橘川古道と呼ばれていたトレイルで、昔は行商や通学路としても歩かれていたようで現在はほぼ登山道として使用されている。日本のトレイルの多くは、車の発達と共に、林道や舗装路が増え、こういう多くの峠道のようなトレイルは廃道となっているのが、なんとも寂しい感じである。
ここも山頂までは登りが続くが、途中の杖立峠ではきれいな景色も見れる。
トレーニングモードで各自のペースで坂道トレーニング(笑)キツいけど気持ちええっす!
ここも山頂から太平洋が一望できるが、暖かい春に、いつまでもこの景色を見ながらのんびりしたいもん。
山頂から山伏峠を越え、橘川までの道程が最高!どこまでも続くフカフカの古道、こんなとこを昔の人たちは通学や行商で毎日でも歩いていたのかと思うと興味深い。そりゃ、昔の人はカラダ強いわけです。都会に住めば住むほど、楽な方、楽な方へと人間のカラダとにってはよくない方向へといっている。間違いないです。みなさん、ホンマにウォーキングでもいいから運動しましょうね(笑)
橘川集落に到着。古き良き日本の農村風景といった感じで地蔵さんがあったり、往時をしのぶことができる。
地形図では点線だったので、ちょっと楽しみにしていたが、この中盤はすでに舗装路になっていた。全く人通りや車の行き来はないので、舗装路なだけで気持ち良く走れるんですけどね。
飲みはしなかったが、唯一の自販機エイド。ここから、またトレイルへ入っていく。
いきなり、イノシシのトラップ!?裏六甲にあるものよりかなり巨大っすね。
谷沿いのトレイルをどんどん進んでいくが、人がほとんど訪れていないのか、所々でええ感じの倒木あり。
谷を詰めていくと、どんどん薮が濃くなってきて・・・
トレイルもどこへやら?(笑)地形図によると、確かにここには点線のトレイルがあるはずだが、すでに廃道状態。後戻りも面倒なんで、竹や木々を掴んでバッチリ直進っす(笑)
ドンピシャでメインの尾根道にブチ当たり!
尾根道から土佐入野駅までの下りは、ホンマに薮漕ぎしてきて良かったーと思えるほど、最高なトレイルだった。こんな宝のようなトレイルが、日本ではたくさん廃道となって埋もれているかと思うと寂しくもあり、こちらトレイルランナーやMTBバイカーとしてはワクワクしてたまらない。
まだ二月なのに、ここ高知はもう春が近い。
下山後は、名物「カツオたたきバーガー」!!コレは、見た目より、食べてみた方がかなり美味い!
サイドメニューはカツオ塩たたき(笑)どんだけ、かつお食うの?って思うかもしれないけど、ここ高知に来ると、ホンマにどこで食べてもカツオのレベルが高くてマズいとこがないし、あまりの美味しさに毎食食っても全く飽きない(笑)新鮮なカツオを藁で燻したものを食べるのだが、スモーキーな香りと共にホンマにヤバい。書いてるだけでも、また食べたくなってきた(笑)
近くのビーチもハンパなくきれいやったなー。
最後の偵察のお山は、ここ五在所ノ峯(別名:大観峰)。ここはメインの国道に登山口があるので、アプローチはとても分かり易い。登山口の案内板もドデカイ!
林道の登りをジョグして上がって行くと、じきに登山道となる。
そして、そこからはひたすらひたすら、これでもかって登りを上がって行く。
最後の追い込みトレーニングと称して、激登りも気合いでジョグで上がって行く。登りもある一線を越えるとハイテンションで楽しめるようになる(笑)この経験を積んだら、トレイルランは怖いモノ無し(笑)あとは、楽しくなる一方で、別な言い方をすれば、日本は特にアップダウンを繰り返す尾根道が多いので、登りに苦手意識を持っていると、いつまで経っても強くならないし、楽しくならない。登りのコツさえわかれば、トレイルランニングの新しい扉が開かれるのです!何か、宗教っぽくなってる!?(笑)
658mの山頂に到着!こちらでも、また別の角度から太平洋が一望できた。この海が見える山ってのは、なんか気分がいいっすね。
山頂からもう少し奥へ行くと、修験者の祈祷跡や第二次大戦時のアメリカ軍の飛行機を監視する跡地(石積み跡?)に出る。色々な歴史を感じれてとても興味深い。
帰りは、他のトレイルからグルっと一周してきたかったが、明白にそれだと分かるトレイルが見つからなく、しゃーないのでピストンで下山。この地方では最も人気がある日の出の名山らしく、シンプルながらなかなか良い山だった。
結局、今回のトリップは計5つの山の偵察ができた。まだまだ、全然、行き足りないがトレイルランニングやMTBをやり初めてからは、低山や里山でも標高は全く関係ないなとあらためて思った。標高が高い人があまり入っていない原始の森や岩が沢山ある山ももちろん良いのだが、歴史とそこに住んでいる人たちのつながりが垣間みれる里山がかなり面白いなと。興味をもったその土地の歴史をもっともっと知りたくなるし、それを風化させないためにしていきたいし、今後の生き方も含めて色々と考えさせられるトリップであった。しかし、やりたいこといっぱいで時間が足りないー。
今回はNew Balance/MT110&ALTRA/Lone Peakを使っていたが、やはりガレ場が多いところや疲労してきた足にはこのローンピークがホンマに快適で楽チン。ロングには絶対オススメです!ドロップバッグがある長距離レースなんかだと、ドロップバッグに後半用のシューズとして入れておいて、コレで出撃すればかなりええはず。今年の100マイルレースの装備はかなり決まったかな。
そうそう、今回偵察してきた山などを組み合わせて、3月末の土日で高知美味いもん(もちろんカツオ!)お泊まりトレイルセッションを予定しています!後日、お店ブログにて告知しますんで、お楽しみに!!!