2012年 04月 24日
2012/04/22 Beyond Mt.Rokko 50K
生憎の悪天候だったが、「Beyond Mt.Rokko 50K」と題して、六甲山を南北にブッた切って突っ走るオリジナルコースでロングトレイルセッションのイベントを行った。
普通なら、この天気予報であればさすがに中止となるはずがだが、このイベントはあくまで来月開催される日本最大規模の100マイル(160キロ)トレイルランニングレースUTMF&STYなどのロングレースに備えてのセッションなので、よほどの台風でも無い限り、間違いなくこの位の天気であればレースが中止になることはまずないので、練習ということで実施した。
当然、こんな天気なのでキャンセルも出たが、それでも全14名のツワモノたちがスタート地点の神鉄栄駅に集合した。
小雨混じりの中、まずはロードからスタート!
いざ丹生山縦走路のトレイルへ!思ったよりは、トレイルがそんなに雨でグチャグチャしておらず、落葉や土がいい感じで雨を吸っていた。
先は長いので一定のペースで焦らずグイグイ高度を上げていく。
雨は降ったり止んだりと小粒だったので助かる。
丹生山を越え、帝釈山頂に到着!
この日は自分も含めてAltra/Lone PeakがUTMF&STY用に4人が履いていたが、長距離でガレ場も多いセッションだったのでベストな選択であった。
帝釈山からの楽しいダウンヒルを堪能。
約15キロ地点の自販機エイドで少し甘いもの系ドリンクを補給。
稚児ノ墓山からの展望はイマイチだったが、雨もドシャ降りでないだけ感謝、感謝!
気温が低いとみえて、まだ桜が咲いていた。
降ったり止んだりの雨と、暑くなったり寒くなったりなので、レインウェアやソフトシェルの脱着など、こまめな温度調節が必要。
今回は自分はInov8/Race Elite20に装着する身体の前部分に取り付けるInov8/Race Pac2をテストしてみた。パックを背負いながらArc'teryx/Squamish HoodyのソフトシェルJKTをレインウェアかわりに終始脱いだり着たりしていた。このrace Pac2のおかげで、大事な商売道具のデジカメ、ケータイ、ジャケット、SHMW/Minimalist Shorts、エナジージェルなどをパックを下ろさずに手元で全部いじくれるのでかなり便利で楽チンやった。コレはかなり使えます!今週中に商品が店頭入荷するので、気になる人はぜひどうぞ!ちなみに、基本Inov8/Race Elite15&20&25などのイノベイトのパックに取り付けるアイテムなので、他ブランドのパックはうまくご自分で取り付けてみてくださいね。
大休憩は一切取らずに進む、進む。プールみたいになっていた轍。
丹生山系縦走路の最後のガレ林道も下りきった!
5キロほどの田舎道舗装路ロードラン。
後半戦、最初のキツい登りの高丸山が見えてきた!
後半戦に突入する前に、今回のセッション唯一のお楽しみのコンビニエイドで補給。ここでほぼ30キロ地点。MRA部員オイちゃんも応援にかけつけてくれた。サンクス!!!
後半戦の最初の難所がこの高丸山。これだけ登るのであればそう大したことはないが、30キロ走ってからこの登りに突入するとなかなかのキツさに感じる。
高丸山到着!
一旦、有馬温泉まで降りてから、お次は六甲山で一番ハードだと言われる有馬三山の一発目の落葉山へ。
ニ発目の灰形山!
キツい鬼のような階段登りをひたすら登り続け、三発目の湯槽谷山到着!
この有馬三山、三山と言うが、実は最後の六甲縦走路の稜線に上がらなければならないので、ホンマは四山となる(笑)
いよいよ極楽茶屋到着!今回のセッションのツワモノたちの前半チームはこんだけハードな行程をこなしながらも終始笑顔(笑)どんだけM!!!
ガーデンテラスでトイレ&着替え、自販機休憩をしてから、稜線は風や雨でハンパなく寒かったのでそそくさと下山開始。後半は石切道で住吉川へ降りていく。
住吉川からお次は打越山を目指して最後の登りを楽しむ(笑)六甲の稜線はガスに包まれているが、高度を落とすと気温も上がり、雨もほぼ止んでいた。
打越から森林管理道に入り、あとは水平に移動して魚屋道から芦屋川に降りるだけ。
夜20時に全員無事に芦屋川到着!ホンマに長い「旅」だった。朝8時出発だったので合計12時間ほどの行程。Sky High イベント史上間違いなくベスト1の長さ&ハードさでした。この行程をこの人数みんなでコンプリートできたのはホンマに良かった。みんなで励まし合いながら、次から次へと出て来る激登りの難所を越えていくのは、終わってみればホンマに楽しかったっすね。何回みんなでハイタッチしたことか(笑)キツいながらも、山でみんなの笑顔が見れるのが気持ちええっすね。
しかし、これで50キロ。本番のUTMF&STYレースはこの3倍でも終わりません(笑)100マイルがマジヤバいよ。それぞれ、身体的ないろいろな課題や雨の中でのギアテストなど勉強になったと思う。残された日々を有意義に使って、みんなで本番のレースに備えよう!ってか、どんだけ楽しめるかっす。「疲労」をどんだけ楽しみに変えて、目の前のセクションを次々と越えられるかがキー。出るからには悔いが残らないように全力で挑み富士山を満喫しましょう!
お疲れさんでした!
See you UTMF&STY!!!