2012年 06月 08日
2012/06/05-06 Trail Running in 白山 Day.2
二日目はゆっくり朝ご飯を食べてテントを撤収してから、白山でも有数のブナ林を誇る市ノ瀬道(チブリ尾根)で別山を目指す。のっけから、日に照らされた新緑のあまりのきれいさにみんな感動しまくり。
ブナ林から湧き出る水が冷たくて美味過ぎる。
稜線に上がってからの新緑のブナのきれいなこと。このブナの多さと美しさは自分の山Lifeにおいて間違いなくトップ3のトレイル。
ブナ林が終わっても視界が急に開けて白山主峰、別山の眺望がもっと見えるようになる。稜線の風を感じながらのランニングはホンマに気持ち良過ぎる!
雪が途中から出てくるが、この日は天気も良かったし、イノベイトのスパイク状突起ソールを雪に突き刺し快適に走れた。
チブリ尾根避難小屋でこの地方の名物であるトチ餅を食べて一休み。白山のトップである御前峰はガスでいつまでも見えなかったが、それでも雄大な景色が堪能できた。
別山まで行く予定であったが、みるみるうちに上部はガスに囲まれ、コレから先のトレイルは雪だらけで時間もかかりそうだったので、ここで早めに引き返そうということになった。無理をしてもしゃーないし、楽しくいかんとね。
全員かけてたけど、ホンマにSmith/Reactor MAX & Rhythmは軽くて装着感バツグンでええね。激しいトレイルランでも全くズレ感がない。アルプスやこういう2,000m級の高所では日差しが強いし、雪で反射して目がヤラレるのでグラスは絶対の必需品!経験したらわかると思うが、雪山は本当に眩し過ぎてグラスがなかったらトレイルランニングどころではなくなる。
登ってきた同じトレイルを下りるのだが、これがまた面白いこと。天空を駆け抜ける感じでひたすら最高のダウンヒルが堪能できる。
ダウンヒルは言うまでもなく最高なのだが、あまりのブナの大きさや新緑のきれいさにしばしランニングどころではなくなる。あっという間に駆け下りてしまったら、この素晴らしい景色が勿体無いという位に素晴らしい!もう、このブナと共に眠りたい(笑)芦屋から5時間でこの別天地!仕事なんてさよーならなんて言ってしまいたいほど自然の美しさにみんなで感動しっぱなしだった。
今回は雪がバリバリある予想だったので、みんなアイゼンなしでゴム状スパイクの突起が長いイノベイトのbaregrip200,X-talon212,Mudroc290を履き、ソックスは嫁さんはSealskinz、自分らはこの夏頃からSHMWで取り扱い予定のアメリカのウルトラランナーの間で非常に評判の高いDrymax Socksを使用。シューズは雪や泥などで濡れても、これらのソックスのおかげで終始ドライの装着感ですこぶる快適だった。
自分の今回の装備は、Amphipod/Handheld600mlのハンドボトルを手に持ち、あとはSHMW入荷したてのUltraspire/Atom&Quarkの組み合わせのヒップパックのみ。とは言っても、このパックシステムには、先ほどの美味しいトチ餅3個&リッツビスケット&Softflask/3ozエナジージェルの食事、MHW/Ghost Whisper Anorakの撥水ウィンドシェルJKT、Finetrack/Activeskin Arm Cocer、緊急用ゴムVBL仕様グローブ、Softflask/8ozの飲み水、緊急エマージェンシーキット、Petzl/e-lite、Lifesystms/マウンテンサーマルジャケット、i-phone、デジカメ、キーなど日帰りに必要な装備がこんな見た目小さなヒップパックに全て収納されている。六甲山の行き慣れた場所であれば、もっと軽量化してもいいが、初めての山域や標高が高い所へはもしもの時のエマージェンシーキットを持って行きたい。今回、このクオークを初めて使用したが、あまりの収納力にビックリ!
しかも、Quarkは外側にジャケットなどを挟み込めるポケットもあるのでかなり便利。また、このポケットがコンプレッションになっており、荷物が少なくなっても、ハードな動きでも全然揺れ感がなく腰へのフィット感がハンパない。Salomon/XR Sensibeltのフィット感も素晴らしかったが、またヤバいフィット感をもったブランドが登場したもんだ。ウエストによってサイズも選べるので、細い男子や小柄な女性でも全ての人に対応しており、容量も好きなサイズが選べ、組み合わせ自由!これから、バックパックと合わせて多くのアイテムが入荷してくる予定なので、それまでにぜひUltraspireメーカーHPをチェックしておいてくださいな。
セッション終了後は市ノ瀬の永井旅館にて至福の源泉掛け流し温泉。明るいうちに入る温泉はたまらんっすな。
せっかく福井まで来たので、まだ食べたことがなかった福井総本店ヨーロッパ軒へ!目の細かなパン粉を使用しているようで、油臭さもなく何枚でもイケてしまうカツ。味付けも独特の甘みと酸味があり個人的にはかなり美味しかった。ただ、贅沢を言えば、カツのみだったのでキャベツが食べたかったけど(笑)
梅雨入り前に白山のきれいな新緑が堪能でき、美味しいもの、温泉、気の合う仲間と最高なトリップが堪能できた。白山ありがとうございました!!!