2012年 09月 24日
2012/09/15-17 SHINETSU FIVE MOUNTAINS TRAIL110km
今年でもう大会としては四回目を迎える信越五岳トレイルランニングレース110km。昨年はお休みしたので、自身三回目となるが、前回の自分のリベンジを果たすべく参加してきた。
大会前日は受付だけなので、のんびり旅気分で朝方芦屋を出発してスタート地点である斑尾を目指す。まずはいつもの美味しい蕎麦屋さんで腹ごしらえ。
スタート会場の斑尾スキー場で受付を済ませ、仙台のJamさん、LotusのMr.&Miss fukuchi、大河原さん、ALTRAのBryanなど、多くの方々と久々の再会を楽しんだ。
今回もお世話になったこの日のお宿であるぶーわんさんに荷物を置かせていただき、この日限定のぶーわんお庭カフェで自家製の杏仁豆腐、サングリア、ジンジャーケーキを食べさせていただいた。また、これが美味しくてMRHCチームで全種類完食(笑)
夜のディナーもぶーわんさんで食べたいところだが、スタート会場のホールに移動してウェルカムパーティで食事。ただ、館内が閉め切ってあって、例年よりハンパない人数に膨れ上がっていて空気がかなり悪かった。暑いしいろいろなニオイが混ざり合い正直カーボローディングどころか気持ち悪くなってしまったので外に早々に移動した(笑)食べ物もみんなハイエナ状態で無くなるのが速い速い(笑)
レース当日の朝は、AM3:00起床(笑)スタートがAM5:30なので、早めに起きて準備をしてから、ぶーわんのサチさんから最高なメッセージ付きの元気が出るエナジーフーズをいただき出発!
MRHCも今回は人数が多いのでみんなバラバラの宿にて宿泊。時間にみんな集合してきて、せっかくなんでみんなでスタート前の記念撮影。
このレースは、ハセツネなどの山岳耐久レースとは異なり、アメリカのレースのように110kmの間に8つものエイドステーションがあるので、慣れた人であれば、トレイルとは言え毎回装備は少なめで良し。今回の装備は、Ultraspire/Cell&Quark,Amphi Pod/Handheld,Hoka/Bondiのみであとはウェアのみの超ミニマルスタイル。このヒップパックの中に、Soft Flask/8oz(予備の水入れ用のフラスクとして持っていたが、結局使用せず)、Soft Flask/5oz(Honey Stinger×5,Vespa Hyper×3)、塩熱サプリ、ZEN(Superdrive&Reload)、救急キットなどを入れた。
ここからは嫁さんに撮ってもらったスタートシーン
トップ集団たちのスタートして間もなくのショット。
2AまでNOBUとゆっくりいつものセッションのように走る。yamanekochocoちゃん撮影サンクス!
今回は自分がレース中の自分が撮った写真はなし。初回参加時、前回2010年参加時共、完全なる実力不足により見事なヤラレっぷりだったでこのレースは自分にとって正直トラウマがあった(笑)今回は欲張らずに自分の中でシンプルな目標を密かに立てていた。
・9/16その日中にゴールすること。目標16-18時間以内。調子を見ながら、5Aの中盤からスピードアップをして、後半を楽しく走る。
・古池、鏡池、戸隠神社を明るいうちに観光しながらの余裕の走りをかます。
・エイドで長居しない。
・林道、平地、登りなど急登以外の走れる所はジョグで走り続ける。
今回は例年に比べ気温が非常に高く、厳しい暑さの中でのレースとなり、多くのレース参加者が熱中症でヤラレたようだが、結構今までに痛い目を見て来たり、この夏は暑い六甲山で暑さ対策の練習を積んでいたおかげで、自分は全く問題はなかった。エイド毎にウェアを水で全部濡らしたり、首元に嫁さんに作ってもらったネックゲイターを巻き、それを冷たい水で濡らして首を冷したり、塩熱サプリを摂取したりして熱中症対策をした。
ちなみに今回の2012年の完走率は68.9%、2011年74.1%、2010年70.8%、2009年76.6%と一番厳しいレース展開だったのかもしれないが、自分的には寒い方が苦手なのでどっちがいいのか。
結局、66.6km地点の5Aには14:30くらいに到着(確かそれ位だったかな)。5Aからはペーサーの嫁さんがつくことになっているが、それよりも、この疲労している状態で、自分のドロップバッグや欲しいアイテムをすぐに持って来てもらえたのがホンマに助かった。思考回路が鈍っているところで、いろいろヘルプしてくれる人が居る居ないでかなり違うような気がする。
写真は嫁さんが撮ったOBAMA中辻氏の5Aでのショット。
レース中は全く会えなかったけど、こちらは同じく5AでのALTRAのBryanのショット。
目標としていた明るいうちの鏡池や戸隠奥社まではヘッドランプを使用せず快適な観光ランニングができた!結果16時間40分 リザルトはコチラ→
なんとか、前回のトラウマは脱して、18時間以内ゴールができた、体調は良く、身体の痛みも全くなかったので途中かから16時間切りを目指して走っていたが、後半が失速して思うようにスピードが上げれなかった。
なるべく走れるセクションは走るようにはしたが、正直、まだまだ平地での能力がダメダメ。ペースも中盤から飛ばす予定が逆にスピードが落ちていったので、まだまだスタミナが足りないか、もう少し前半を抑えた方がいいのか考察が必要。
写真は後半の瑪瑙山からの林道ラストスパートで見事に完敗したhannbe310のゴールでの2ショット。彼も途中から熱中症で苦しんでいたようで、かなりキツいレースだったようだが、完全に後半のセクションは気力で負けた。自分も身体的には頑張れるはずだったのだが、つい自分の目標もクリアーして、身体を痛めてもしょうがないのであとは坦々とゴールするだけというユルい気持ちで走っており、勝負への気力が欠けていた。これは後で考えてみると、大いに反省する点で、レースは最後まで真剣に突き進む精神をもたなければ、勝つ負けるもそうだが、まず自分の進化がないはずだ。つい、長距離レースでは甘えが出てしまいがちであるが、最後まで全力を尽くすということは、次回からのレースの目標にしたい。
2AまでのNobuとのゆっくりリラックスしたダベリながらの楽しい走り、3Aあたりから8Aあたりまで終始抜きつ抜かれつ、最後には先に行ってしまった(笑)ramblerさんとの走り、最後のhannbe310との走りなどが今回の大会では自分の中で記憶に残るシーン。他にも、日頃、SHMWの通販でお買い上げいただいている方など、色々な方に声をかけていただいたりと多くの楽しい出会いがあった。とにかく、今回は過去ニ回の参加のように、身体がヤラレないようにフォームをきちんと意識して筋肉痛と向かいあいながら、坦々と走っていたので、景色もよく見れて、林道であっても終始楽しい走りができた。次回はこれにスピードを入れていき時間短縮を考えたレース展開にしていきたい。
レース途中で嬉しい応援をしてくれたMRHCのペーサーチーム、DMJのisoくん&chieちゃんなどマジ最高した!chieちゃんの関川でのペットボトルでの水かけ、isoくんの戸隠キャンプ場までのロードランニング並走など、忘れられない夏の思い出となった。ホンマにありがとう!!!
翌日の表彰式で今大会プロデューサーに石川弘樹氏と再会!相変わらず忙しそうだが元気そうで何より。ホンマにこんな素晴らしい大会を毎年プロデュースしてくれることに感謝!!!今年から運営もパタゴニア・ジャパンへとバトンタッチしたようだが、パタゴニアの方々やボランティアの皆さまには本当に感謝申し上げます!お疲れさまでした!
最後に、嫁さんヘルプ&ペーサーありがとう!!!やっと、明るいうちの鏡池や素晴らしいブナ林の走りができて良かった。次回はより速い時間帯で走れるように頑張りますわ!
来春より日本でも某代理店が輸入することが決定しているフランスのHOKA ONE ONE。今回のレースは、長距離の最高なテストになるだろうと考えBondi Bというモデルで110km走り切った。ボンディはロード向けのモデルではあるが、グリップ力も良くトレイルでも使用できるオールラウンドモデル。このHOKAにSuperfeet/blackのインソールの組み合わせが、今の所、自分の中ではお気に入り。ここ数ヶ月のテストの結果、マジでこのHOKA ONE ONE非常に使えます!使いこなすには、きちんとした練習が必要ではあるが、慣れてきたら、こういうロングレースではかなり武器になる。これだけ見た目は分厚いソールなのでキワモノ的に思うかもしれないが、ヒールからトゥまでは4.5ミリのドロップ差しかないので、普段はミニマルランニングシューズでのフォームを意識しながらのランニングをして、長距離や必要な時に、MTBのフルサスバイクを使う要領でこのHOKA ONE ONEを使いこなすランニングスタイルがオススメ!今後の日本での良いブランディングに期待するが、商品入荷の来年の春をみんなで楽しみに待っていましょう!