2013/02/13-14 姫越山〜座佐の高トレイルランニング

今回のトレイル偵察は、昨年のトレイルセッションなど数回訪れていた三重県紀勢地区の姫越山のさらに東の奥地にある座佐の高というエリアへ。アメリカやハワイで味をしめてから、寒い冬は暖かい海が見える気持ち良いトレイルということで、ここ数年は四国の高知県や三重県、和歌山県などの南の山にハマっている。トレイルはもちろんのこと、お魚も美味いしね（笑）







まずは前回同様、目指す姫錦山を望みながら錦港からスタート！






のっけから急登が続くが、ウバメガシのクネクネした面白い植生の森の中をスピーディに疲労を溜めずにひたすらジョグで登って行く。


40分ほどで姫越山山頂到着！死ぬ気で登れば30分切れるかな（笑）



山頂からは狼煙台を経由してから、次の分岐である芦浜峠へ向かう。ここのセクションが地面フカフカで最高に気持ち良い尾根だった。


帰りに立ち寄る予定の芦浜も見える。



次の分岐の座佐の高もテンションアゲアゲで走っていたらわりあいすぐに到着（笑）目指す座佐の浜のプライベートビーチが見える！


ひたすら座佐の浜道と呼ばれる尾根を下り降りて行くが、このセクションがまた木々が障害物となってスノーボードのツリーランをしている感じで非常にオモロかった。


いよいよ海が見えてきた！



海が近づくにつれて椿の群生エリアになってきた。もう少し遅い時期だと、見頃になってきれいそう。










トレイルで来るか、漁船やシーカヤックでしか来れない浜だけに、誰もいない貸し切りビーチを走ったり歩いたり、漂流物に座ってランチを食べたりとしばし休憩。のんびり気持ち良いとこだった。


ゆっくり休憩した後は、頑張って登らないと家に帰れません（笑）座佐の浜南道という尾根道をひたすら登って行くが、なかなかのプリミティブなトレイル（笑）


ちょいルートファインディング難なこんな薮漕ぎもあり（笑）



しかし、ハードな登りもこんな海が見える尾根道になってきたら、やたらとテンションが上がって苦にならない。






アップダウンも激しく、なかなかのハードなトレイルなのだが、断崖絶壁横のトレイルなので、ホンマに終始テンション上げ上げで楽しくてしょうがなかった。こういうトレイルに目をつけたり、出会えたりも、これも海外トレイルを行ったりして、山は標高だけではないという事を知って、海外と日本の山を比べることによって養われた。やはり、さまざまな世界の山を行きまくってスキルを積んでいくことが自分の人生の楽しみを広げる大きなポイント。まだまだバリエーションコースも沢山あるし、ホンマに自然は最高です！！


先ほど居てた座佐浜がやっと見えた。



このエリアはどの地形図にも登山道は載っていないが、座佐の高の最後の急登手前で、おそらく林業か関電関連で使用しているトレイルを発見。地形図を見ると、どうみてもこのまま一気に次の芦浜に降りそうな感じだったので、変な方向に行かないように方角をチェックしながらダウンヒル！

これがまた六甲山では絶対に体験できない最高のフカフカトレイル（笑）


しかも、ボトムまで降りて行くと最終ポイントには、林業の方々が使用しているであろう水場を発見！冷たくてハンパない美味しさ。暑い時期であれば、水浴びしたらかなり気持ち良さげ。水も汲み変えたり800mlくらいは飲んだけど、全然下痢にもなってないし平気だね（笑）こんな民家もない山奥の谷水で飲めない訳はないけどね。





芦浜では嫁さんは裸足ビーチランをしたりして、ゆっくりして休憩。





芦浜分岐から一本道のほぼ水平道なので、分岐までひたすら各自で追い込みランニング！このスピード感が気持ちエエ！



最後は少々アップダウンがある海が見える近畿自然歩道をひた走り錦港へゴール！


前回セッション時は、桜の時期だったけど、今回は梅が咲いていた！姫越山から芦浜までの周回も面白いけど、この座佐浜までの二つのプライベートビーチを繋げるコースがトレイルランナーにとっては最高のコースかな。もちろん、ハイキングであれば9時間はかかるコースなので、ある程度走り慣れていないトレイルランナーでなければいけないコースであるが、個人的に日本を代表するコースだと思う。休憩入れてi-phoneアプリ上であると、ほぼ20kmで5時間半ほどのコースだったが、海から山へ、また海へ降りたり登ったりと累積標高がなかなかのハードさなんで、距離にしてはかなりの満足度があるはず。

トレイルは比較的、地元の方々が整備してくれているようで、ところどころ手作りの標識などもあるが、変な方角に降りてしまうと帰るのが大変になるので、しっかり地図読みなどができないと厳しいだろう。

静かな海が見えるトレイルを満喫したかったら最高に素晴らしい場所で、きっと、日本を再発見するに違いない。


もちろん、ハードに走った後は、紀伊長島で海鮮丼でシメっ！

また、日本のええとこ発見してまいました！！！