2013年 04月 25日
2013/04/06 大日越 Dainichikoe Trail Session and Joe Grant's Talk Show
翌日は夜には神戸でJoeのスライドショーがあるので、夕方には芦屋には帰らないといけないのと、小辺路を走った日とはうってかわって生憎の雨模様。熊野本宮大社から鳥居のある大斎原(おおゆのはら)を通って熊野参詣の人の湯垢離場として賑わった湯の峰温泉へ抜ける大日越。疲労抜きにちょうど良さげな5kmない位の距離だったので、ここを走ってみようということになった。
朝からボリュームのある美味しいアメリカンブレックファストをいただく。
雨降る中で、熊野本宮大社をお参り
ズブ濡れになりながらも大日越トレイルを堪能。昨日のドピーカンの山の景色も良いが、霧が出て来るような雨のトレイルも奈良っぽくて日本らしいので、こういう景色をJoeに見せれたのもある意味良かったかもしれない。雨に打たれた後は、温泉たまごを作ったり、温泉にゆっくり入ったりと田辺行きのバスが来るまで古き良き日本の温泉地でゆっくりした。
一路、バス、電車を乗り継いで帰路へ
芦屋川BradipoでJoeお気に入りのコーヒーを飲みながらスライドショーの打ち合わせ。
神戸SPARKで無事にトーク&スライドショーも開催できた。Joeのトレイルランニングに対するアツい姿勢が関西のトレイルランナーに伝わったと思うし、レースだけでない真のトレイルランニングというか、「山」の楽しみ方を教えてくれた。
これはちょうど二年前の写真だが、TetsuroにJoeを紹介されて知り合いになり、まさか、ここ芦屋にまで来るとは夢にも思わなかった。speedgoatのレースで彼と出会い、このオーラで20代とはやはりアメリカはヤバいと当時思っていたし、彼のトレイルランニングに対するスタイルがこの頃よりかなり気になり出した。
スライド&トークショー後は、Joeお気に入りのおとめ塚温泉にゆっくり浸かって就寝。
翌日は次の目的地である京都へ今回のサポートメンバーと共に旅立って行った。
この企画をまずスポンサード&セッティングしてくれたArc'teryx輸入代理店SUNWESTの田中氏&川田氏に多大なる感謝を述べたい。そして、このコミュニティを繋げてくれた香川のTesturoに一番の感謝を!!!そして、イベント時の通訳や細かい仕事をずっとしていただいたkoichi2000氏に感謝!!皆さんお疲れさまでした!
クライミング業界もそうであるが、メーカーからのスポンサードをもらうことが全てではない。一般的なスポーツと大きく違うのはこの部分であるのだが、大自然の中で素の自分と向き合うためにやるアクティビティがクライミングやトレイルランニングだと考える。ただ、速いだけのランナーは世界でも多く居るであろうが、「登れる」や「速く走れる」だけが真のカッコ良さだとは自分は決して思わない。クライミングであろうが、BCスノーボーディングであれ同じこと。ゴールはアクティビティによってそれぞれ違うが、要はそのゴールまでの自然の中でのプロセス(過程)が大事な事である。このプロセスに人それぞれの個性があるし、スタイルがある。この「スタイル」という部分にJoeの魅力が沢山詰まっているのである。この部分が分からなかったり、お互いにリスペクトできないのであれば、正直、自分も仲良く慣れないだろうし、山で同じ時間を共有したいとは思わないだろう。
山に入り、山を感じる、そうすればただ速さやタイムだけでない素晴らしい「何か」がきっと分かってくるに違いない。それが、自分が思うスタイルだし、Joeも同様に言っていたこと。トレイルランニングやランニングは流行っているとかの安っぽいものでは決してない。生活、生き方までも変えてくれるライフスタイルである。彼と出会い、今回一緒に旅をして確信した。
できれば、こんどはもっと日本の奥深い山に一緒に入って行き、同じ時間を共有したいものだ。そのSomedayのためにも、まだまだ日々精進する必要がある。
Thanks Joe!
See you Transvulcania.
Joe自身の目で見て撮った日本を多くの美しい写真でおさめており、ブログでも書いているのでぜひチェックをしてみて!
Alpine Works→