2013年 07月 03日
2012/05/13 La Gomera day2 -El Contadero~El Cedro-
いよいよ旅後半La Gomera島でのトレイル調査へ!ちなみに、このカナリア諸島は、スペインといっても、ただ、スペイン領土というだけであって、ほぼアフリカと言った方が正しいかもしれない。アフリカ大陸の北西モロッコの大西洋上にある島々で、地理や気候もヨーロッパと言うよりはドライで乾いたアフリカに属している。
今回のここLa Gomera島での生活は、島の山間部の小さい集落のようなLas Hayasというエリアにて、コンドミニアムのような家を一軒借りて生活をした。ここで5泊したのだが、一泊5,000円弱位の金額。この場所は事前に地図を見て、できるだけ多くのトレイルが近くにあった方が良いのでココを選んだのだが、標高が1,000mは越えており、予想していたよりかなり気温が低かった。高原のようなリゾートを期待していたのに、なかなかの寒さで太陽が出てる出てないで、気温の差が激しかった。
初日はLa Palma島からのフェリーで夜にLa Gomera島に到着し、フェリー乗り場からレンタカーを借りて、山道を1時間ほど走り、このコンドミニアムに到着して熟睡した。一日目は丸々移動で終了したので、二日目は朝から宿泊先の近所をまずは散策ランニング。島では昔から葡萄栽培が盛んのようで葡萄畑が多くあった。
近所を散策した後は、車に乗って少し距離を稼ぎ遠出。夜には分からなかったが、実にダイナミックな景色の連続で次から次へと景色が変わるのでドライブもかなりヤバい(笑)
山中のcafeでランチタイム。何だかんだでこういうサンドイッチがシンプルで美味い!
午後からは、おそらく、La Gomera島で一番有名なトレイルへ出発!島の沿岸部は切り立った崖に囲まれ、深い谷が多々あり、しかも山の下部にはほとんど大きな木々はなく、草木類しかないほど乾いた風景だった。ただ、このトレイルに一歩入って行くと、今まで見て来たダイナミックな景観からは想像ができないほど、緑濃い鬱蒼とした森が広がっていた。実はこの一帯は、世界遺産に登録されたローレル(月桂樹)の森で、他のカナリア諸島の島々にも一部あるらしいが、このLa Gomera島のものが最大規模らしく、かなりそういう部分でも貴重でスペインの国立公園に指定され、ガラホナイ国立公園と呼ばれている。 この辺までは日本で下調べをしており、非常にこの森に興味が出て来て、ぜひともこの森の中を走ってみたいと思っていた。
帰りの事は考えずに、標高1,000mくらいのスタート地点から、バンバン気持ちの良い森の中を下っていく。最近、世界遺産に登録された富士山の人混みが信じられないが、同じ世界遺産でもほぼ人に会わないし(笑)
何でこんな木の中から湧き水が出ているの?(笑)
予定していた山小屋風cafeレストランがある折り返し地点の場所に到着!
ここでやっと団体登山客に遭遇(笑)見ているだけで美味しそうだったので、ビール&フレッシュオレンジジュースをお買い上げ!
帰りはピストンで今度は登って戻って行くのだが、これがまた森がきれい過ぎて、あんまり苦にならない(笑)
それでも、最後の急坂などはスピードアップして坂道トレーニングモード!
トレイル調査後は、隣村のchipudeという所をのんびり散策して、村の商店でお買い物をして帰宅。
夕ご飯は宿泊先の村Las HayasにあるCasa Efigeniaへ。ゴメラの素朴な郷土料理を食べさせていただいたが、野菜たっぷりのスープにニンニクがバッチリ効いたヤギのスプレッドチーズなどかなり満足のいく美味しさだった。
ホンマはPCを持って行っていたので、現地でこのブログも書くつもりでいたが、この山の中では甘かった(笑)WIFIなんてものはありませんでした。夜は島の地図と睨めっこして、翌日のトレイルコースを考えて眠りについた・・・