2013年 07月 31日
2013/07/27 Summer USA Trip Day.3 SOB(Siskiyou Out Back) 50M&50K
今回のトリップで仕事は別としてプライベートでのお楽しみの一つはこのAshlandで開催される15回目となるトレイルランニングレースSOB(Siskiyou Out Back) 50M&50Kに参戦すること。前日訪れたHal KoernerのランニングショップRogue Valley Runnersの常連たちや南カリフォルニアのローカルランナー達が中心となって作り出すコミニュティやレースの雰囲気をぜひ感じ取りたくて今回はこのAshlandに遥々やってきた。コースは写真のようにMt.Ashlandがスタート&ゴールとなり、ハイカーには超有名なPCT(Pacific Crest Trail)をメインにカリフォルニアとオレゴンの州境を走る。
前日はRogue Valley RunnersでOfficial T-SHirtを貰っただけで、ゼッケンなどを受け取るのはレース当日の朝。レーススタートがAM6:00からで受付はAM5:15というかなりユルい感じ(笑)今回は誓約書の類いもなくシューズに取り付けるチップとゼッケン一つのみでかなりシンプルなセット。この時はまだ夜が明けていなく辺りは真っ暗。
Ashland Ski Areaの駐車場が大きなスタート&ゴール会場になっており、レーサーも続々とアメリカンなイカツイ連中が集まってきた(笑)
今回のレースは大会HPでトップ選手のゴール時間や累積標高などをチェックしていると、かなりスピーディな展開になりそうで、走れるコースっぽく後半の仕事やレースに疲労を残したくなかったので、HOKA ONE ONE/Bondi Bを選んだ。ソックスは長時間ランではお馴染みのDrymax/Run Light Mesh、ランパンはエナジージェルやサプリが入れるのにRaceready/V-Notch Short、高所や日差しがきつそうだったのでノースリーブではなくあえてMountain Hard Wear/Way2Cool Short Sleeveを選んだ。また、スタート時はかなり寒く気候の急変も心配だったのでMountain Hard Wear/Ghost Whisperer Hoodyを持った。
レースや本気山行ではかなり愛用しているVespaももちろんマスト!スタート1時間前くらいに大きいプロを飲み、途中で今回は小さいHyperを2発投入したが、後半の1発がマジ決まってシンドイ登りの後半でレーサーを抜かしたり満足できる走りができた。Vespaは日本のブランドであるが、実はアメリカにも輸出されていて、右のHyperはアメリカンパッケージモデル。中身は全く一緒であるが、SHMWではこちらのパッケージが断然カッコええのでこの度このアメリカンパッケージで売らせていただくことになった!今年のWestern Statesでも優勝したTimothy Olsonも愛飲しているVespa。エンデュランス系アクティビティのサプリ&エナジーフーズ業界でもオーガニックやナチュラルなものがほぼ主流になってきた今間違いなくこれからVespaが世界に広がりますよ!
確かに集合は駐車場だけど、一体スタート地点はどこなのかな?と思っていると・・・
5分前くらいにやっとココがスタート地点だよと発表があった(笑)早速、優勝候補っぽいPatagoniaのトレイルランニングアンバサダーでもあるJeff Browningが先頭に並んでいる。BroncoBillyと呼ばれているだけありかなりのゴツさ(笑)Patagoniaの来春発売のウェアやOLD SCHOOLな復刻メッシュキャップがカッコええ!
50mile AM6:00 START!
アメリカに来るまでに大した距離を踏んだ練習をした訳ではないが、今回はダメもとで潰れすぎないように最初からそこそこの速いペースで進行する予定にしていた。流石に80kmだけあって、先頭集団もそんなには速過ぎないペースだったので自分のペースが崩れない程度について走ってみた。流石にいい感じのシングルトラックに入った途端、Jeff Browningともう一人は一気に加速していき、みるみるうちに後続ランナーをのっけからどんどん引き離していった。ヤバい速さでビックリ(笑)
結局、25kmほどまでは最高なシングルトラックのトレイルのおかげでか、快適に10位以内をキープして走っていた。
所々かなりテンションが上がるエリアがあり、ホンマはもっと写真を撮りたかったのだが、あまりのスピーディなレース展開で写真を撮ったりしていると、みるみるうちに抜かされていくので今回は写真は諦めた(笑)
やはり、自分にとっては速いペースだったようで、身体もシンドくなってきて、ペースを落として後続ランナーにどんどん抜かれていった(泣)
エイドは適度な箇所にあり、ドロップバッグまでも置ける場所が一カ所用意され完璧!ボランティアのクルーたちもかなり優しくてFunkyな人達ばかりで身体も気持ちも助かった!
ちょうど40kmの半分くらいで折り返して戻ってくるコースで、早くも先頭集団が降りて来た!Jeff Browningが確かこの時には落ちて5位ほどで走っていたが・・・
上からランナーが走り降りて来たところだが、折り返し地点は最後のこのお花畑を登って、岩場を登りきったところ。
折り返し地点にはこのFunkyな兄ちゃんが一人寂しくいたので、二人で記念撮影でパシャ(笑)
折り返し地点からの下りは調子良く走れたが、ボトムからの登りでかなりペースがまた遅くなってしまった。途中、林道あり、こんなダイナミックなアメリカっぽい景色あり、ほぼ走れる、というか走らなくてはいけないほど大きなアップダウンのない走れる傾斜で絶えず走リ続けられるコースだった。
最初の20--30kmのペースは中盤から全く維持できなかったが、適度なエイドでの食べ物、冷たい飲み物により、中盤のヨレヨレ状態を脱し、後半の最後の登りとシングルトラックはVespa、zen/reload、Greenmagmaのおかげで巻き返して最後の力を振り絞りゴール!Finisherにはメダル、ビールグラス&ジョッキ、ステッカーなど豪華なアイテムが貰えた。
日本では同様の距離だと、ハセツネ、Izu Trail Journeyが走ったことのあるレースだが、全くタイプの違う走力があれば楽しめる、これぞトレイルランニングというコース設定だった。とにかく、走っていて常にニヤケてしまうほど、バンバン走れるシングルトラックが満載のコース。同日開催されていたUtahのspeedgoat50Kとは全く異なる感じ(笑)走りたい人はこのSOBで、ヒルクライムやテクニカル系、アルパイン、ヨーロッパ系が好きな人はspeedgoat50Kかな。
装備的には、simplehydration×2のダブル仕様、Ultraspire/Quantumのみのミニマルスタイルでバッチリだった。他のランナーはダブルボトルスタイルかultimatedirectionがやけに多かったような気がする。
嫁さんは50kmのコースに参戦していたが、途中ヨレたようだが、登り以外はほぼ走っていたようで見事完走!
ゴール会場ではJeff Browningがいたので記念撮影(笑)どうやら折り返しからどんどんスピードを増し、一気にまた2位に浮上してゴールしたらしい。また、同じ年齢みたいで、妙に親近感が沸いた。この体格、風貌、しかもこの激速さといい素晴らしくカッコええ40代だった。日本人40代もマジで負けられません!!Thanks Jeff!
ゴール会場付近はこんな感じでマッタリとええ感じの雰囲気。
ゴールした者には、メキシカングリルのお店のトレーラーが来ていて、好きなタコスなどが食べれた。かなりボリューミーで十分な夕食となった(笑)
結果はコチラ→
50マイルのレースでは100名位の参加だったようで、50kmの方が200名と多かったよう。年代別の40代では10位だったようだが、まだまだ全く修行が足りない(泣)Jeffを筆頭として40代がマジ強い!かなりモチベーションを上げさせてもらった。
昨年のUtahでのspeedgoat50Kといい、何より、アメリカのこのユルくもアツいレース運営や雰囲気が最高!日本のピリっとした雰囲気のガチ試合という感じも嫌いじゃないが、やはりこのピースフルな山を楽しむという主催者&参加者達みんながいい感じの雰囲気を作り出しているのではないだろうか。コースマーキング、フラッグの付け方など、自分の考える今後のレースに多いに勉強させていただいた。
Thanks SOB CREW!!!