2013年 08月 08日
2013/08/06 Summer USA Trip -Mesa Verde National Park Trail Running-

前日はCortezで宿泊後、早朝に起床して今回非常に楽しみにしていた標高2,000mの台地に広がるMesa Verde National Parkへ向かう。メサベルデとは?コチラ→
まずは遺跡散策が一番の目的であるが、良いトレイルがあって観光客が少ない所であればトレイルランニングができればと考えていて、観光客っぽくないいつものトレイルランニングウェアでGO!(笑)

国立公園なのでFee Gateがあって車1台につき15$を支払う。ゲートからは意外に遺跡まではかなり車を走らせなくてはいけない。写真のような景色が見えてくると次第にテンションが上がってくる。

まずは遠方から遺跡が見たいということで、各遺跡の展望ポイントへ車で移動。途中、始めてアーミッシュの方々と一緒になった。









遠くから見ているだけでも素晴らしく、じっと眺めていたくなる。これらの遺跡は大きな重要なものほど、ガイド付きでないと近くまで見学することできない。しかも夏期は夏休みでかなり混雑していて、ガイド付きで約50名ほど一緒に動いて遺跡を見るというツアーになる。自分らは人混みがキツいので、全く興味が沸かず、セルフで見れるセクションをできるだけ歩いて見まくった。個人的にはこれで十分だったように感じる。自分らだけで近くまで行ける遺跡ももちろんあるし、ある程度、引いて遠方から山の崖の中の一部にこの住居跡を見ていた方が良かった。


お昼ご飯はおそらくインディアンの方々が運営されているところで、素朴で美味しい揚げパンのようなタコス&シナモンシュガーをかけた甘い揚げパンを食べた。甘党としてはこの揚げパンが非常にモチモチしていて美味しかった!


日本もそうだが、観光地は車を置いて歩く距離が長くなるところほど空いているというもの。ここアメリカも歩く距離が2km以上となると、途端に人が少なくなってしまう。おかげで、こういう遠方の遺跡散策ほど良いトレイルランニングセクションとなる(笑)ここメサベルデは可愛らしいトカゲ、リス、野うさぎがかなり多かった。


なかなか今までの遺跡の写真だけで見ると、スケール感が全然分かりにくいかと思うが、人間がこのように小さいとどれだけ遺跡群の規模が大きいか分かるはず。



この古代の壁画が見れるpetrogryph trailというアップダウンのある3.9kmほどのトレイルがトレイルランニングとしてもかなり極上だった!






多少、他のハイカーには会いもするが大した数ではなく、マナーを持って人とすれ違うところはスピードを落として挨拶すれば楽しく走れるセクション。トレイルには親切に番号の書いた看板が設置してあり、自分らは今回は反対側から進んだが、番号通りに進めばOK!



petroglyph trailkらの続けてのspruce canyon trailがまた3.9kmあるのだが、ココがまた実にトレイルランニングに最高だった。遺跡は全く出てこないのだが、そのため全く観光客は入ってきておらず、ハイカーのみが歩いている渓谷沿いのトレイル。一度、渓谷のボトムまで降り切ってから、再度、また谷のスイッチバックのトレイルで坂道トレーニングをこなすなかなかのタフコース(笑)
この二つのトレイルを走るだけで、遺跡も見れてトレイルランナーはかなり満足いくこと間違い無い!



後半は別エリアの遺跡散策。コチラはまた更に車で20分ほど走った所にあるのだがセルフで見れる遺跡。この遺跡は少し歩かなければならないので人気がないのか、あまり人がいなかった。


ここメサベルデは昔から山火事がよくあるそうで、場所によってはハゲ山状態のところも多々あり。荒涼とした大地に逞しく育って行く草木が雨が降りそうな暗黒の空模様と共に神秘的に見えた。

車に乗り込んだところで、雨に降られて帰宅途中で虹が見れた。古代のアナサジ、プエプロの人達もこうやって同じ景色を見ていたのだろうか?しかし、一体、こんな断崖絶壁の場所にこれだけの高度な文明を作っていたのに、忽然と姿を消したのだろうか?古代文明の謎は面白い・・・