2014年 06月 20日
石鎚ロングトレイル Fast Packing Day.3 2014/05/08-10

3日目は石鎚山を経由して快適な笹原が続く堂ヶ森を目指す行程。初の関西最高峰(1,982m)石鎚山頂どうなることやら。


昨晩お世話になった山荘しらさに別れを告げ、目指せ石鎚山!それにしても、山荘しらさは居心地が良過ぎて長居してしまう(笑)施設のきれいさもさることながら、食事も美味しいし、お風呂あり、何より山荘マネージャー夫妻やスタッフの人柄が良い!ココは車でも来れるとこなんで、またゆっくりこの山荘しらさ目当てに再訪したいね。お世話になりました!!!
そうそう、この地で「地域おこし協力隊員」募集開始していますよ!都会を抜け出し、高知県、愛媛県の自然と共に生きるライフスタイルを想い描ける方はぜひ応募してみては!そこのアナタですよ!!


ちなみにすぐ近くにあるシラサ峠避難小屋は無料なのにこんなキレイなところ。トイレもあるしかなり快適!





よさこい峠や名野川越を通るトレイルは林道のすぐ横に面しており、登山の縦走として歩くにはビミョウなところであるが、トレイルランニングとして見れば、トレイルのフカフカ具合や気持ち良さは非常に快適。しかも、巨大ブナのオンパレード!






土小屋までのトレイルは車道を歩く人が多いのか、少々ワイルドトレイルになっていた(笑)それでも、美味しい湧き水ポイントあり、きれいなブナが沢山あるので、こちらに来る方は絶対このトレイルを通るのがオススメ!



土小屋からは鶴ノ子ノ頭を望みながら快適なトレイルで石鎚山を目指す!流石、1,600mは越えているので途中、ミニ雪渓などもあり。

途中、入り口を通り過ぎてしまったが、今回はメイントレイルからではなく、東稜の岩稜から南尖峰のバリエーションコースで山頂を目指した。



この日はもう薮漕ぎは無いだろうと思いきや、さすがバリエーションだけあってなかなかの薮漕ぎオンパレード(笑)











薮漕ぎを越えると一気に視界が開け、オモロくもヤバい岩稜登りセクションとなる。寄り道して登りたい壁だらけだが、何気に下山口の最終バスの時間がヤバいので、いくつかの壁をスクランブリングしただけで我慢(泣)





天狗岳、石鎚山北壁のクライミングエリアをチェックして、人が多い石鎚神社や弥山周辺は長居はせず、さっさと先を急ぐ。














石鎚山山頂から西ノ冠岳、ニノ森、堂ヶ森までの道程は、前半タフなアップダウンはあるものの、静かで人はいないし、開放感抜群のロケーションで楽し過ぎて、二人でテンションアップしまくり暴走(笑)どこまで続くよテキな広大な笹原の中を真っ直ぐ貫く快適シングルトラックで天国逝き(笑)正に、これが「楽園」なんではないかと・・・
六甲山といえば六甲山山頂から有馬温泉みたいに、ここ石鎚山でも石鎚山山頂ピストンだけが大混雑していたが、ちょっとスキルを積んで勇気を出し、足を遠くに向けてみればこんなにも近いところにヤバいエリアが存在する。真の山好きは貪欲にヤバいエリアを調査するべし(笑)




堂ヶ森からは保井野集落までの道程は前半は激下りで、後半は長い走れるトレイルだが、標高を下げていくのでどんどん新緑の緑がきれいになっていき、森がイキイキして気持ち良かった。
最後は保井野集落からバスて予讃線の最寄り駅まで行く予定だったが、途中ですれ違った松山から来ていた登山者のおじさまに車に乗っけていただき、すぐに電車に乗り込むことができ、車を駐車してあった伊予土居駅まで戻る事ができた。
山と高原地図の石鎚・四国剣山1:50,000地図の東端から西端まで、いろいろ寄り道しながら旅的なファストパッキングができた。どこでも泊まれるようにビバーク用具&寝袋などの就寝用具を持ち運んでOMM/Classic25での走りだったので、もっと軽量化して寄り道せず真っ直ぐに進んでいけば1-2日で可能なルートでもあり距離だと思うが、あまりに見せ場が多いためにそれは自分らには不可能(笑)結局、二人ともGPSバッテリーが途中で切れて、結局、一体何キロの行程だったのか不明だが、おそらく60km前後!?
岩場大好き、スクランブリングを楽しみながらのマウンテンランニングを堪能したければ赤石山系周辺が非常にオススメ!トレイルランニングとしてブナ林や天国のような笹原を走りたければ石鎚山から堂ヶ森がオススメ!また、この時期のアケボノツツジはヤバいくらいに奇麗なので、ぜひこの時期を狙っての山行をオススメする。もちろん、間違いなく秋の紅葉時期、夏の1,500m以上の稜線ランも最高でしょ!石鎚ロングトレイルまだまだ通して縦走する人は少ないようで、メインの山域を繋ぐトレイルが薮漕ぎが多いが、これからもう少し人が入っていき、車での日帰りピストンやラウンド山行以外でもロング縦走で入山する人が増えてきたら、トレイルも整備されていくだろうし、四国も盛り上がっていくはず。こんな素晴らしい自然が残っているからこそ、ビジネス重視のこれ以上の林道開発や人工物設置は望まないし、これから真の自然好きが増えていけば自然と「自然」を守っていこうとする意見や人たちが増えてくるのではないかな。自分らアウトドア業界だからこそできることが、ただ物品販売のビジネスではなく、どれだけ日本の良い自然をみんなにアピールして、どれだけ多くの真の自然好きを増やせるか、とてもシンプルなことだけど、これが今の業界で忘れられていることではないのかな。



帰りは香川に立ち寄り、香川のローカルマウンテンランナー鉄朗&池西コンビに「鶏セッション」をオーダー(笑)急なオーダーにも関わらずホンマに二人ともありがとう!鶏思う存分堪能させてもらいました。次回はスイーツ男子でお願いします!(笑)
Discovery JAPAN!
海外も良いけど、やっぱり日本って素晴らしいとこだらけだね!