2014年 11月 11日
Mountain Circus3 in Mt.Fuji 2014/11/08/09
六甲山ロックガーデンで初開催されたMRHCによるMountain Circus、関東の丹沢にてROD&TRAIL TOBAによるMountain Circus2、そして、第三回目となるMountain Circus3がMt.FUJI UNITEDのホストにより開催された。日本のトレイルランニングに特化したお店やチーム、メーカー、マウンテンランニング愛好家などが中心となり毎回場所を変え、自分たちのお山自慢をする日本のアンダーグラウンドマウンテンランニング記録会がこのマウンテンサーカス。今回のマンサー3の舞台は富士山周辺の何処か(笑)
初日は会場となった朝霧高原に九州、四国、関西、上信越、関東、北関東と日本各地から集合して、受付&ブリーフィングに参加。合い言葉はまたもや「生きて帰ってきてください」(笑)
この日はなんとか天気はもっていたが、翌日のイベント当日は生憎の雨模様(泣)かろうじて、富士山が見えていたがどうなることやら。MRHCメンバーも昨年辺りよりBABYラッシュとなっており、今回のマンサー参加メンバーはこんな感じだが、それでも他と比べると大所帯(笑)
夜の前夜祭は、チーム毎のメンバー紹介から始まり、ケーキ入刀(笑)、マイケルたかすの華麗なブレイクダンスにMCハートランドのラップ、男だらけの五右衛門風呂祭りと多くの見せ場が用意されていた。
宴の翌日はAM5:00に朝霧高原の宿泊地を出発し、車に1時間ほど乗りスタート地点へ移動。天気や他の登山者の兼ね合いでウエーブスタートか一斉スタートかを考えていたようだが、雨は降っていなかったが、生憎の下り坂の天気なので、ほぼ自分らのみしか駐車場にはいない感じ。AM7:00にテンションの高いメンバーが一斉スタートとなった!
出だしから関西方面の人には馴染みの無い富士山特有の黒い小石混じりの砂地帯のヒルクライム(泣)ある程度登ってからは、走りやすいフカフカ落葉の続くシングルトラックでみんなのテンションが上がって行く。
第一チェックポイントを過ぎて、すぐに違う方向に登って行ってしまい一堂ロスト(泣)そんなこんなを繰り返しながら走っていると、最初は暑かった気温もコースの標高が上がるにつれて寒くなっていき、しまいには雨もバンバン降り出し、写真を撮っているひまもなく、1,200m標高差一気登りなどで疲労も寒さもテンションも激上がり状態(笑)
宝永山から二ツ塚周辺で雨も上がり、まるで火星かのようなスケールのデカイ景色が見えてきた!みんなテンンションアップで写真撮るわ、雄叫び上げるわでランニングスピードもアップ!
ゴールが見えた最後の激下りの砂走りセクションはあまりのオモロさにスーパーハイスピードダウンヒルモードで駆け下りた。ただ、ココで何枚か良い写真を撮ろうと時間をとってしまったおかげで、しばらく一緒に走っていた連中に一気に遅れをとり、結局、最後の最後まで突っ走ったのだが、新潟のハンベーにはあと一歩のところで追いつかなかった(笑)しかし、宝永山の下りから、最後の砂走りと気の合う仲間と走ったダウンヒルはホンマにオモロかった!!!また、すぐにでも青空の下で再セッションし直したいくらいヤバかったな。
その後、続々とMRHCメンバーも他メンバーも無事に帰還(笑)キツい天候にハードコアなコースなのにみんなの顔は笑みしかない!!!
男女五位表彰、チーム表彰など、ご当地ローカル賞品をいただいてみんなHAPPY!!!
スイーパーと共にラストの選手も無事に帰還!!!約50名全員無事に完走とは素晴らしい!!!通常のレースであれば、これだけの過酷な天候に2,400mの標高であれば、リタイアも多く出たかもしれないが、さすがマンサー参加者だけあり、みんな根性ありまくりっすね(笑)やはり、「必ず生きて帰ってきてください」が効いてますな。
過酷な環境下の中でのレース運営ホンマにありがとうございました!!!通常の仕事と共にやらなければならないレース準備はホンマに大変だったと思いますが、自分たちも経験した通り、終わってみるとお金では買えない素晴らしい経験ができたのではないかと。昨今、巷ではさまざまなレースが日本各地で開催されているが、何のために開催するのか?ビジネスのため、それとも自分たちの大好きな山を本当はそっと秘密にしておきたいのだけれど、同じ価値観の気の知れた人には紹介したい、いや、自慢したい(笑)まだまだ、この先、いろいろなコンセプトでレースは開催されるはずだが、今一度、トレイルランニングとは何か?何のために?誰のために?という原点を見つめ直して、日本に合った日本のレースや記録会、イベントが開催されていき、一過性の「トレラン」と略される「スノボ」のような流行ではない真の山好きたちが増えていくことを望む。
このマウンテンサーカスも規模が大きくなり、今後の方向性を考える時期になってきたとも言えるが、まずは大成功に終わった今回のMountain Circus3。毎回センスの良いマンサーのロゴだが、ロゴを含めたデザインや参加賞作製、コース設定、スタート&ゴール誘導、ボランティア配置、タイム計測、前夜祭、アフターなど、とても数人ではできるものではない。チームが一丸となってはじめて成功できるもの。準備のスタートから当日を迎え、メンバーが無事に生きて帰ってきてはじめてマンサーコンプリートと言える。ホンマに素晴らしいコースメイキングからおもてなしと全てにおいてお疲れさまでした!!!ありがとうMt.FUJI UNITED!!!そして、日本各地から集合した山好きなマウンテンランナーのみんなありがとう!!!協賛いただいたメーカーの方々もいつもありがとうございます!!!See you next Mountain!!!
宝永山にてのこの寒さ、アシラオー、ハンベー、高木くん、忘れないぜよ!!!(笑)