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芦屋ロックガーデンボルダーpt.2 昇龍:3級 ボルダリングとは...

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これは「山櫻」のボルダーの後ろに位置する、とは言ってもこちらのラインの方がモロに目立つし、おそらくこのラインは誰かが以前には登っていた筈。それくらいにトレイルからも目立つカッコええ存在感を持ったライン。芦屋ロックガーデンボルダー開拓でも、最も一番最初に登った課題がこの「昇龍:3級」。SDで一番下からスタートして登ったのが初登スタイルだったが、いずれにせよ、シンプルで豪快なボルダーらしい課題。ココに来たら先ずはこの課題から登りたい。







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「流転:4級」
これも「山櫻」ボルダーのすぐ裏手にある地味だけど、やってみるとスローピーでなかなか手強くもオモロいライン。「流転」の左隣はアンダースタートで始まり、直上する6級くらいのアップにちょうど良い課題も有り。

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「水流:1級」こちらも「山櫻」のすぐお隣の比較的新しいここ数年前に登った課題。芦屋ロックガーデンローカルの有志の方々にも協力していただき、ボルダーの下部に転がるデカイ岩を鉄パイプでテコの原理で駆使して退かして出来上がった有り難い課題なんで、皆さんに感謝して登ってください。下地は川の水であったり、小石が転がっているので、この課題はマットは必携かも。SDで始まり、スローピーだがよく見ると細かいエッジもあるカンテ沿いを右上して抜ける保持力重要課題(笑)


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「川縁:5級」こちらは「山櫻」ボルダーより谷沿いに20m程上がったところに位置するボルダー。左側から始まる「リップトラバース:6級」と共に、経験者にはアップに、ビギナーにはこれを目指す課題として取り組むと面白いはず。最近は下地が水なので、登る際には石ころでも敷いて、下地を作って登ったらグッド。こういう少し高さのあるボルダーで1枚しかマットを持っていなかったら、自分だったら、どの場所にマットを配置して登るかなど、安全を自身でコントロールする良い勉強になるはず。

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元々はボルダリングもクライミングも「登山」から始まり、「山登り」から「岩登り」へとステップアップしていった。自分も含め昔から山をやっている先輩の方々はクライミングといえば「外岩」。外岩でうまくなりたいから、会社帰りの夜でもクライミングが練習したいからインドアジムをリアルクライマーが作り出し、クライマーがクライマーのために運営されていたところがクライミングジムであった。より、オリンピックと共にスポーツ化が加速する現代、外岩ボルダリングエリアでのルールやマナーが多く取り沙汰されているが、これも自分が考えるに、スポーツや大衆化へのあまりの速さに業界が対応できていなかったからかと。クライミングのオリジンは「外岩」。山の中で遊ぶボルダリングに関して言えば、登山道や踏み跡を通って目的のボルダリングエリアに行くにも関わらず、登山や低山や里山でのハイキングもした事がない、地図が読めない、見る気もない、そもそも冒険したいではなく、ボルダリングという遊び場に直ぐに行きたい、少しでも楽チンに近いところでと、いわゆる自然の中での遊び、自然の中に入って行くのにも関わらず、現代はあまりにも「遊園地的感覚」になり過ぎているのかもしれない。街から自然へ入って行こうという、山へどういう気持ちで、意識で入るのかというポイントが重要なはずなのに、ビギナーへの橋渡しがうまく現代は機能していないように感じる。そして、その大事な楽しいボルダリングエリアに行くためのアプローチの情報も、最初はローカルが親切心で分かりやすいように伝えていたものも過保護になり過ぎているような気がしてならない。それが親切で、自分も含めローカルからのもてなしといえばそうかもしれないが、その好きなボルダリングエリアに行くためのモチベーションと、どうにかしてあのヤバいボルダーに辿り着きたいという情熱が、経験として積み重ねられ、山で「岩場」を探す嗅覚をあげていったはず。そういう、苦労をして辿り着いたからこそ、その素晴らしい環境を大事にしたいと思い、どういう経緯でどういう人がその岩場で開拓されたのかと知りたくなるし、思い入れが大きくなる。やはり、人と人が会話をして、素晴らしい場所だからこそ人から人へ伝えたい。世の中、実は素晴らしい秘境の場所なんて、自分もそうだが、インターネットになんかには詳しくは公開しないはず。気心知れた仲間だけに伝えたいなんて気持ちは誰でもあるものだ。だからこそ、面倒でも少しずつでもこういう機会を作り、人から人へ...

そんな感じでSHMWの考えるイケてるマウンテンマンをもっともっと増やしていきたい、ルールを作り出さなくても自然の中で分かり合えるピースフルな人達、薄っぺらい流行りでやるのではなく、山遊びへの意識の高い人達を増やしたい。ハイキング、トレイルランニング、ボルダリング、ロープクライミング、沢登り、バックカントリー、マウンテンバイクと様々な山でのアクティビティがある中、現代はよりジャンル分けされ、同じ山というフィールドで遊んでいるにも関わらず、それぞれやっている人達の混じり合いはもちろん、やってみたいという気持ち、オレはクライミング専門だから、ボルダリング専門だから、ハイキングだけなんで走りませんなど、日本人はうまく「山」を楽しんでいないように感じる。もちろん、クライミングでもトレイルランニングにおいてもストイックにある時期集中して、そのアクティビティをやり込まなければうまくならないし、オモロくならないのも自分も十分承知だが、それでも色々な遊びやスタイルを挑戦してやってみるということは、決してまわり道ではなく、視野が広がり、後々になってきっとメリットしか感じないはずだ。インターネットでの情報拡散はこれからも益々加速するではあろうが、頭で考えて、ギアや山の事を考えていても、結局は現場主義というか、「経験」「感覚」「嗅覚」が一番重要。アウトドアでの多くの遊びは、命がかかっているからこそ、インターネットで全部分かった気になってはいけない、自分自身で経験してなんぼ、人から人へ、アツい会話を通して、楽しい遊び場や良きスタイル、良き道具ってのは伝える事が重要。これからの時代だからこそ、インターネットでのうわべだけの友達や繋がりではなく、こういう人と人が交わり合い、目と目で顔を見ながら話し合う、こんなシンプルで分かりやすい事をしていかなくては、これからのアウトドアの遊び場はゲームオーバーだ。こんなことをみんなで考えて、先ずは自分のローカルエリアであるここ芦屋ロックガーデンを、より楽しく、人の気を遣わなくても自然を満喫できるようなピースフルな環境にしていきたい。決して、来て欲しくないと言っている訳ではなく、クローズドなカルチャーにしたくないし、本当に自然を愛している人たちの場であって欲しい、ただそれだけですね。ただ「登るという行為」を伝えるだけでなく、こういう山や岩への意識というものを経験者や指導者側は伝えていくことが重要かと。皆さんのご協力お願いします!



by skyhighmw | 2019-11-23 19:48 | 兵庫県

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