既に公開されている大阪北部と兵庫県に位置する北摂の川ボルダー。初中級者向けの課題が多々あり、一時期は賑わっていたようだが、今は週末でも人に会った事もない...その中でも触られていないラインや岩があり、新たに再開拓した岩がこの腹から見たエイのような形と色をしているスティングレーボルダー。
Before...
After...
岩の上部は藪と苔で覆われて、下地も草だらけ。カンテラインは苔のカーペットを綺麗に剥がしてブラシをかけてクリーニング。その後、雨に洗われたり、人が触って綺麗になるもんです。
左端から
Stingray Left : 5級
Stingray Direct : 初・二段
Stingray Right : 2級
川ボルのホールドだけに、ホールドのフリクションに大きく左右されるので、グレードは暫定で。グレードはともかく、このエリアの中ではスッキリしたボルダーで見栄えも内容もグッドなので、お近くの方はぜひトライを!
Stingray Left : 5級
ボルダー初心者には登竜門的な、経験者にはアップに適したSDスタートの右上する登り易い好課題。
Stingray Right : 2級
苔を落として出てきた明確なホールドでSDスタートして、いきなりヒールフックとスローパー保持力を試される左上するカンテライン。真ん中にガバがあるので、実質ココまで進んだら終わりだが、それまでの過程がスローパー好きにはたまらん課題。
Stingray Direct : 二段
ちょうどいい感じのホールドでSDスタートでき、このスティングレーボルダーのど真ん中をポケットを駆使して直上する非常に漢らしいナイス課題!スタンスも幾つも選べ、ホールドも幾つかのポケットを選択して、持ち方もタンデュ持ちやピンチ持ちと自身で工夫して持つ外岩ならではのホールディングの楽しさがある。最初の秋でのトライでは、ホールドがヌメッて超難しく感じたが、寒い冬型の乾燥した時期のトライではだいぶ難しさの違いを感じたので、グレードはあくまで参考程度に。何はともあれ、リップ取りのランジも手前と奥と選べ、それぞれ距離やホールディングと違うので、自身で考えながら登る楽しさがあり、経験者はコダワルなら動画も見ないで、自身で解決する楽しさをぜひ体験してもらえればと。しかし、自然の岩場はこれだけの絶妙なホールドやスタンスを自然が産み出す訳で、実に有り難い遊ばせてくれる奇跡の岩です。
お隣の対岸にあるこの岩の重なりにも良いラインが設定できた。右下のスローパーの中の微妙な凹みでSDスタートして、左上するこれまたスローパー好きにはたまらん課題。低いので見た目チンケに見えるかもだが、やってみると非常にオモロイ!
スローパーの中にもホールディングして、チェックしていくと微妙に持てる凹みやシワがあるので、それらを主体として、ヒールフックを駆使して登る。最後もスローパーでヨレていたら、なかなかの核心になるかも。
Master Sloper : 初段
こちらも川ボルにつき、コンディションでグレード感は大いに異なるため暫定グレードで。ただ、これもぜひトライして欲しい名課題かと!
川ボルだが、どれもフリクション重視の課題につき、夏はヌメってオススメできない。楽しみむなら秋から冬、春までかと。太陽の当たる面も時間帯によって異なるので、うまく狙ってお楽しみを!川も綺麗で静かで気持ち良いですよ〜場所がよー分からんかったら、SHMWのお店にでも遊び来てね〜